Black lives matter

 

 

 

ジョージ・フロイド事件をトレバー・ノアが非常に解りやすく説明分析してある動画です。

 

 

 

日本語訳はコチラから

 

 

 

 

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コロナに引き続き今回の事件騒動及びプロテストで、また色んな事を考えさせられたり思い出させられたりしました。

 

ロンドンにいた頃白人の友人とパブで飲んでいたら、突然警察が入ってきてカウンターに居た黒人の若者を取り抑え店から引きづり出しました。僕が「彼何かしたっけ?」と友人に訊ねると彼は「日本人のコースケには解らないと思うけど、これは俺らの社会の問題だから。」と言われたのを思い出しました。その時若かった僕には何も返す言葉がありませんでした。もしかしたら彼は指名手配されていたかもしれませんが、少なくともその時は騒いだり周りに迷惑をかける様な行動はしてませんでした。

 

警察が街角に金属探知機を設置して通行人を無作為に検査してた時も、所持品検査をされるのは全員黒人の若者でした。

東アジア人というバリアに包まれた僕が何度その横を通ろうがまるで透明人間。

 

確かに僕自身も黒人のギャングから危ない目に遭わされそうになったり、身包み剥がされて金品奪われた友人も居ます。

僕が働いてたお店から僕が働き出す少し前に白昼堂々レジを強奪して行ったのも数人の黒人、店の目と鼻の先にあるマクドナルドで抗争の末に命を落としたのも黒人の少年。ただし、翌日には何事も無かったかの様に店が営業してる社会。

 

でも僕を含め僕の周りの人間は黒人を決して恨んだり差別したりしてません。やはり彼らをそうさせてる社会に憤りを感じるばかりです。

 

オーストラリアに居た時にオーストラリア人の友人に「何で黒人さん達居ないの?(当時)」と聞くと、「だって生きて行けねーじゃん。」の一言で終わらせられました。

その友達は若くして亡くなりましたが、生前よく「日本人は羨ましい、血が一つに等しくどこまで上に辿っていっても日本人、そして日本語は日本人だけのもの。オーストラリアは歴史が200年程しか無いし自分がどこからやってきて先祖が何者なのかも分からないから。」と言っていたのを今回の事で思い出しました。

 

ほとんどの人間が同じ髪や肌の色で生まれてくるこの島国の中だけに居れば、感じる事も考える事もあまり無いかもしれませんが。

 

去年僕がおこなった周年イベントの時に数人の警察が通報を受けて来ました。その通報内容が驚く事に騒音では無く「外人がたむろしてる。」でした。

正直それを聞いた時に本当にこの国に住みたくないと感じました。もし逆に自分が海外旅行に言ってる時にいきなり現地の警察が来て「日本人が居るって聞いたから来た。」と言われたらどう思うか・・・。

少なくとも僕のお客さん達は立ち話をしてただけ。もしそれが日本人だったら?

 

自分がそうしてる自覚が無くても、もしかしたら無意識にしているかもしれないのが差別。

 

 

 

なぜ現在アメリカ国内でコロナウィルスで亡くなってる方の多くが黒人かという理由を深く考えてください。

 

そして、ジョージ・フロイドの死及びその背景に居る数えきれない人達の事も。

 

 

 

Justice for George Floyd.